はじめに
AIが進化した今、文字での指示だけで画像が作れるようになりました。以前は絵を描くには手作業や専用ソフトが必要でしたが、今ではChatGPTのようなAIに「こんな画像が欲しい」と伝えるだけで、自動で画像を作ってくれる時代になりました。ChatGPTは、会話しながら画像を作れる便利なツールです。
この記事では、「ChatGPT 画像生成 日本語プロンプトテンプレート例」というテーマで、はじめてこの分野にふれる高校生にもわかりやすいように、やさしく説明します。プロンプトって何?どうやって書けばいいの?という疑問にも答えながら、実際に使えるテンプレートやポイントも紹介します。
ChatGPTで画像を作る流れ
ChatGPTを使って画像を作るときは、次のようなステップで進めます:
- ① 作りたい画像のイメージを日本語で入力します(ChatGPTの入力欄を使います)
- ② ChatGPTがその文章を読み取って理解します
- ③ 内容をもとに、DALL-E 3などの画像生成AIが作業します
- ④ 出てきた画像を見て、内容が合っているか確認します
- ⑤ 「もっとこうしてほしい」と思ったら、追加の指示を日本語で伝えます
日本語プロンプトのポイントと注意点
日本語でプロンプトを書くと、頭に浮かんだイメージをそのまま伝えやすくなります。母国語で細かく表現できるのは、想像力を形にするのにとても役立ちます。ただし、AIはもともと英語で学習していることが多いため、うまく伝わらないこともあります。
- 日本の文化や風景は、日本語で伝えると雰囲気が伝わりやすいです
- でも、複雑な命令やあいまいな表現は、英語の方がAIに伝わりやすいことがあります
- 画像の中に日本語の文字を入れると、漢字の間違いや読めない文字になることがあります
効果的なプロンプトの書き方
いい画像を作ってもらうには、わかりやすくて具体的な内容を書くことが大切です。AIは人のように空気を読んだり、あいまいな表現を想像で補ったりするのが苦手です。そのため、必要な情報はきちんと書き出しましょう。
以下のような情報を入れると、AIがイメージしやすくなります:
- 主役:黒猫、浴衣の女の子、未来のロボット など
- 動きや様子:走っている、笑っている、本を読んでいる など
- 場所:京都の庭園、砂浜、宇宙 など
- 雰囲気:にぎやか、しんみり、幻想的 など
- スタイル:アニメ風、水彩画風、3D風 など
- 構図:クローズアップ、上からの視点、斜めから見る など
- 画質や質感:高解像度、リアル、ぼかし入り など
- 不要な要素:–no 人物、–no 文字 など
テンプレートを使えばもっと簡単に!
毎回ゼロから考えるのは大変なので、テンプレート(ひな形)を使うのがおすすめです。テンプレートの形をまねしながら、自分の好きな言葉に置きかえるだけで、プロンプトを簡単に作ることができます。
基本テンプレート:
[品質]、[主役]が[場所]で[行動]。[背景の説明]。[スタイル]で、[構図]、[光]、[色調]。–no [不要な要素]
例:
最高品質、かわいい子猫が毛糸玉と遊んでいる。日差しの入るリビングのラグの上。観葉植物のある背景。水彩画風、クローズアップ、自然光、パステルカラー。–no 人物
ジャンル別のテンプレート例
- SNS投稿向け
「夏の終わりの切なさ」をテーマにした画像。夕方の海辺、一人で海を見つめる麦わら帽子の少女。感情を引き出す構図で、静かでノスタルジックな雰囲気。 - ブログ用ヘッダー
「リモートワークで集中力を高める方法」という記事にぴったりな画像。ノートパソコン、コーヒーカップ、整ったデスクを上から見た構図。明るくてシンプルなフラットデザイン。 - 秋の風景画
紅葉に染まった京都の古寺の庭園。落ち葉を踏みしめながら歩く着物姿の女性。午後の柔らかな光で静かで風情ある印象。写実的な油絵風。 - キャラクターデザイン
銀髪で赤い目の魔法使いの少年。未来都市の屋上で、風に黒いコートがなびいている。青く光る杖を手にし、クールで神秘的な表情。アニメ調。 - 商品イメージ
白い大理石のテーブルに置かれた赤い口紅と深紅のバラ。高級感があり、上品でエレガントな雰囲気。スタジオ風の明るい照明、クローズアップ。
ChatGPTと一緒にプロンプトを作ろう!
「うまくプロンプトが書けない」と感じたら、ChatGPTに相談してOKです。ChatGPTはプロンプト作成のパートナーとしても使えます。
例:
「未来都市のイラストを作りたいです。もっと細かくプロンプトを考えてください」
AIが空の色、建物の形、人の服などの情報を追加してくれます。また、日本語で考えた内容を「英語にしてください」と頼むことで、より正確に画像が作られることもあります。
例:
「桜が満開の公園で、ベンチに座って本を読んでいる着物の女性」というプロンプトを英語にしてください。
画像の修正も会話でできる!
画像を見て「もう少しこうしてほしい」と思ったら、日本語でChatGPTに伝えればOKです。
- 「もっと明るくしてください」
- 「背景を夜景にしてください」
- 「猫を犬に変えてください」
- 「人物を笑顔にしてください」
- 「カメラを近づけてクローズアップにしてください」
おわりに
ChatGPTを使えば、日本語でも簡単に画像が作れます。この記事で紹介したテンプレートや書き方のコツを参考にすれば、思い通りの画像に近づけることができます。
最初はうまくいかないこともありますが、やりとりを楽しみながら試していけば、きっと納得のいく画像が作れるようになります。自分のアイデアを、AIと一緒に形にしていく楽しさをぜひ体験してみてください。
コメント