最近、X(旧Twitter)で使えるAIチャットボット「Grok」が、ユーザーの設定を変えていないのに「勝手にオンになる」という問題が話題になっています。このブログ記事では、その仕組みや原因、対処法を、高校生でも理解できるようにやさしく説明していきます。
Grokって何?どんなことができるの?
Grokは、xAIという会社が開発したAIチャットボットです。X(旧Twitter)に投稿された最新の情報を読み取りながら、いろいろな質問に答えたり、画像を作ったりできます。
たとえば、「最近話題のニュースは?」と聞くと、X上で多く話されている内容をもとに、最新の情報を教えてくれます。また、「〇〇のイメージを描いて」と頼むと、AIが自動で画像を作ってくれたりもします。
さらに、ちょっと変わったことにも答えてくれたり、ふざけた返事を返してくることもあるのが特徴です。無料ユーザーでも少しだけ使えて、有料ユーザーはもっとたくさん使えるようになっています。
Grokが勝手にオンになるってどういうこと?
「Grokを使わないように設定したはずなのに、いつの間にかまたオンになってる!」という報告がたくさんあります。特にパソコンでXを使っている人から多く聞かれます。
実はこれは、アプリやXの仕組みの問題だけでなく、Grokをもっと多くの人に使ってもらいたいというX側の考えも関係していると言われています。Grokがたくさん使われれば、その分AIが学習して、もっと頭がよくなるからです。
なぜGrokが勝手にオンになるの?
Grokの設定が勝手にオンに戻ってしまう原因には、いろいろなパターンがあります。
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最初からオンに設定されている(自分でオフにしないといけない)
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Xのシステムがうまく設定を保存できていない
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アプリやブラウザのキャッシュ(データの一時保存)が壊れている
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Siriなど他のアプリの影響を受けている
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アプリが古いバージョンのまま
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自分のプロフィールの誕生日が13歳未満になっている
特に、13歳未満の誕生日が登録されていると、法律上の理由でAIが自動で設定を変えることがあるんです。
Grokの設定をオフにする方法
まずは、手動でGrokの学習機能をオフにしましょう。やり方はとても簡単です。
スマホアプリの場合
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Xアプリを開く
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左上のプロフィールアイコンをタップ
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「設定とプライバシー」→「プライバシーと安全」→「Grok」へ
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「Grokにデータを使わせる」のスイッチをオフにする
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会話の履歴も消したい場合は「会話履歴を削除」をタップ
パソコンの場合
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Xのサイトにログイン
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左のメニューから「もっと見る」→「設定とプライバシー」→「Grok」へ
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チェックマークを外してオフにする
この設定はアカウントごとに保存されるので、一度設定すれば他のスマホやパソコンにも反映されます。
オフにしても戻ってしまうときの対処法
もしGrokをオフにしても、またオンになってしまうときは、以下の方法を順番に試してみてください。
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一度ログアウトして、もう一度ログインしてみる
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アプリやブラウザのキャッシュを削除する
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Siriを使っている場合は、一時的にオフにする
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アプリを最新版にアップデートする
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パソコンや他のスマホなど別の端末から設定し直してみる
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プロフィールの誕生日が13歳以上になっているか確認する
これらの方法を一つずつ試せば、たいていのケースで改善されることが多いです。
どうしても直らないときは?
全部試してもダメな場合は、Xのサポートに連絡してみましょう。状況を詳しく説明したり、画面の写真を送ると、ちゃんと調べてもらえるかもしれません。
また、「Grokをまったく使いたくない」という人は、プレミアムの有料プランをやめることで、Grok自体が使えなくなることもあります。
無料ユーザーと有料ユーザーの違い
無料でXを使っている人は、2時間に5回までしかGrokを使えません。有料のプレミアムプランに入っている人は、回数の制限がなく、たくさん使うことができます。
ただし、学習機能をオフにしても、チャット機能そのものはちゃんと使えるので、そこは安心です。ただし、完全に使えなくする設定は用意されていません。
まとめとアドバイス
「Grokが勝手にオンになる」という問題は、アプリの不具合だけではなく、Xの設計やAIの学習目的も関係しています。でも、自分でできる対策もたくさんあるので、焦らず一つずつやってみましょう。
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最初に学習機能をオフにする
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誕生日が13歳以上になっているか確認
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アプリを最新にして、キャッシュを消す
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他の端末からも試してみる
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どうしてもダメならXサポートに相談
自分の情報を守るためにも、定期的に設定を見直すことが大事です。これからもXやGrokは変化していくかもしれないので、新しい情報もチェックしながら、上手に使っていきましょう!
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