CopilotとChatGPTの違いをわかりやすく解説

copilot

最近はAIアシスタントを使うのが当たり前になってきました。その中でも特に人気なのが「GitHub Copilot」と「ChatGPT」です。どちらも同じOpenAIの技術を使っていますが、実際に触ってみると体験はまったく違います。この記事では、私が実際に使って感じたことを説明していきます。

CopilotとChatGPTの使い方のちがい

Copilotを初めて使ったときは本当にびっくりしました。コードを書き始めると、次に必要な行をAIがすぐに提案してくれるのです。例えば「for文で繰り返し処理を書こう」と思ったら、ほとんど完成した形のコードを勝手に出してくれます。まるで隣に頼れる先輩がいて、必要なときにアドバイスしてくれるような感覚でした。

一方ChatGPTは、コードだけでなく説明もしてくれます。「配列の平均を求めるコードを書いて」と頼むと、プログラムの書き方だけでなく、「こういう方法もあるよ」と複数の例を出してくれます。Copilotが“作業を助ける相棒”なら、ChatGPTは“勉強を助ける先生”といった感じです。

提供している会社と料金のちがい

CopilotはGitHubという会社(Microsoftのグループ)が出しているサービスです。無料プランもありますが、回数制限があります。本格的に使うなら月額10ドルの有料版にする必要があります。ただし学生や先生は特別に無料で使える制度もあるので、高校や大学でプログラミングを学んでいる人にはうれしいポイントです。

ChatGPTはOpenAIという会社が出しています。無料でも使えますが、基本はGPT-3.5というモデルです。もっと頭のいいGPT-4を使いたいなら月額20ドルの有料版が必要です。有料版では返事が速くなったり、画像を作ったり特別な機能も使えます。私は両方を試しましたが、コードを書くならCopilot、勉強や調べものもしたいならChatGPTの方が合っていると感じました。

使う場所や環境のちがい

CopilotはVisual Studio Codeなどのコードを書くアプリに直接組み込んで使います。コードを書いているときにその場でAIの提案が出るので、とてもスムーズです。例えば「この関数を直して」と指示すると、すぐに修正候補が出てきて、そのまま反映できます。

一方でChatGPTはブラウザやスマホアプリで使います。コード相談をするならエディタからコピーしてChatGPTに貼り付けて質問しないといけません。ちょっと手間ですが、逆にどんな場面でも使える自由さがあります。外出先でスマホから質問して、あとでパソコンで活用できるのは便利でした。

精度とわかりやすさのちがい

CopilotとChatGPTはどちらも高性能なAIを使っていますが、得意分野が違います。CopilotはGitHubのコードを大量に学んでいるので、実際にすぐ使えるコードを出すのが得意です。私はAPIを使うプログラムを書いたときに、ほぼ完成形のコードを提案してくれて、とても助かりました。

ChatGPTは説明が得意です。アルゴリズムやライブラリの使い方を丁寧に解説してくれるので、勉強しながら進めたいときに最適です。新しいフレームワークを学んだときも、ChatGPTに聞きながら基礎を理解できました。コードをもらうだけでなく、「なぜそう書くのか」まで知りたい人に向いています。

実際に使ってみて感じたこと

私自身は、コーディング中はCopilotをメインで使っています。コードを効率よく書けるので、作業スピードがぐんと上がりました。ただし、仕組みを理解したいときやエラーの原因を知りたいときはChatGPTに質問します。この組み合わせが一番便利だと感じました。

プログラミングに集中したい人にはCopilotがおすすめです。逆に文章作成や翻訳、調べものなども含めて幅広くAIを使いたいならChatGPTが合っています。高校生なら、授業や自主学習での質問にChatGPT、実際にコードを書きたいときにCopilot、といった使い分けもよさそうです。

まとめ

CopilotとChatGPTは同じAI技術を使っていても、体験は大きく違います。Copilotはプログラミングを効率よく進める相棒で、ChatGPTは学習やアイデア出しを助ける先生のような存在です。自分の目的に合わせて選ぶことで、より便利にAIを活用できます。両方を組み合わせて使えば、勉強も作業もさらに効率的に進められるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました